米ドルMMFの利回り比較!利益率が高いのはどれか?

指さす女性

私はドルが下がったら米国株の購入資金としてドルを購入しているので、常時米ドルが証券口座に預けられています。

SBI証券の場合、外貨残高には金利がつかず置いておいても全く旨味がありません。

そこで短期的な受け皿として米ドルMMFを買うことにしました。

外貨建てMMF(米ドル)とは

外貨建てMMF(米ドル)とは、アメリカドル(米ドル)の外貨建ての投資信託。

満期までの期間が短い債券などを投資対象に、安全性を重視した運用が行われる投資信託です。

特徴としては、

  • 売買手数料がかからないこと
  • 元本割れリスクが非常に低いこと
  • 利回りは米国債や債権ETFのBNDよりも低い

が挙げられます。

MMFの購入に向いてる人

MMF購入に向いている人はこんな人。

  • 元本割れは許容できない。
  • 他の投資銘柄の購入を含む短期の売買を予定している。
  • (ただし為替変動リスクに注意!)

私もそうですが、短期的な1年以上の中期で米ドル資金の逃げ場として購入するのはおススメです。

【追記】MMFを投資資金の一時保管として使う場合には為替変動リスクに注意必要です。以下の記事で書いてます。

SBI証券の【米ドルMMF】4銘柄

ここからはSBI証券で用意されている米ドルMMFの比較です。

元本割れリスクはどれも低いので、細かい特徴は割愛して利益率だけ比較していきます。笑

ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド(米ドル) 

年利1.893% – 信託報酬0.75%(クラスB受益証券の場合)= 1.143%

ブラックロックの米ドルMMFでは“クラスB受益証券”と“インスティチューショナルI受益証券”の2種類が用意されています。

SBI証券ではクラスB受益証券しか購入できません。

参考までに、それぞれの受益証券の意味合いを最後に載せておきます。

ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(米ドル)

年利1.725% – 信託報酬年率0.91% = 0.815%

ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト(米ドル) 

年利1.710% – 信託報酬年率0.66% = 1.05%

ゴールドマン・サックス(米ドル)

年利1.895% – 信託報酬年率0.7% = 1.195%

注1)信託報酬は全て上限
注2)2019/07/16 現在の情報
注3)年利は税抜き前

利益率が高いのはゴールドマンサックス(米ドル)

はいっ。結論出ました。

今のところ利益率が高いのはゴールドマンサックス(米ドル)の1.195%となります。

それぞれ組み入れ比率とか残存期間とか違いはあれど、どれも元本割れの可能性は低いので私は利益率が一番高いゴールドマンサックスを選びました。

まとめ

今回は”米ドルMMFの利回り比較!利益率が高いのはどれか?”について書きました。

ドル資金の短期、1年以上の中期の受け皿としてはMMFは元本割れリスクと利回りの点で非常に有効だと感じます。

それぞれの利率は変動するので購入時には注意必要です。

また為替変動リスクについても理解しないといけません。

クラスB受益証券とは

ファンドの保有期間に応じて解約手数料を取るというもの。それも保有期間が短いほど、解約手数料の負担が重くなるという料率設定がなされているため、長期保有するほどトクになる。

MMFの場合は購入手数料も換金手数料もかからないので関係なし。

インスティチューショナルI受益証券とは

退職プランを含む機関投資家向けの証券。最初の初期投資額が高く、手数料は低い。

SBI証券ではクラスB受益証券しか購入できない。

いろいろ比較シリーズの記事一覧

ETF関連

投資信託関連

個別株関連

口座関連

参考リンク

米国債と債権ETF, MMFを比較した記事。

 

MMFと為替変動リスクは理解ないと理不尽に税金で搾取されます。

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関連記事:

米ドル建てMMFの4社比較
利回りは2018年3月時点で古いですが、それぞれのMMFの特徴が完結にまとめられています。

米国の投信手数料体系の多様性について
私が調べた限り、インスティチューショナルI受益証券とは何か?が記載されているのはこのサイトだけでした。

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