【セゾン投信】の積立てを解約した理由は?類似ファンド、ETFとの比較も!

先日、数年間つみたて投資を続けていた【セゾン投信】のつみたてプランを解約して、全資金を引き上げました

その理由について、類似ファンドやETFと比較しながら書いていきます

セゾン投信につみたて投資をして早2年

私は2年前にセゾン投信の口座を開設して、

  • セゾン・バンガード・グローバル バランスファンド
  • セゾン資産形成の達人ファンド

という2本の投資信託に積立て投資を始めました

始めた理由は、

  • ネットの口コミが良かったり、
  • セゾンの方針が長期投資だったことか、
  • 投資信託2本しか売ってない潔さ?とか、
  • 直接販売という潔さ?とか、、

つまり潔いから買ったんだよ!
他にはそんなに深く考えてないよ!

2年間、毎月積立投資を続けてきましたが先日解約して、資金を全て引き上げました

セゾン投信の2つの投資信託

ご存知の方も多いと思いますが、セゾン投信には2つの投資信託しかありません

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

S&P500連動の株式ファンドや、米国債・政府機関債ファンド、ユーロ国債・政府機関債ファンドなどで構成される株式:債券が50%:50%のバランスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

ヨーロッパ株式ファンド、米国中小型株式ファンド、新興国株式ファンドなどで構成される株式100%のアクティブファンド

大型株よりも中小型株メインでリターンを高くする方針

セゾン投信のリターンを類似ファンド、ETFで比較

2つのセゾン投信のリターンについて似たようなファンド、ETFと比較しました

注)データは2019年12月末時点のもの

【セゾン・バンガード・グローバル バランスファンド】のリターン比較

1年リターンの比較

  • セゾン・グローバル:+14.99%
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等):+13.05%
  • eMAXIS バランス (4資産均等型):+12.68%

3年リターンの比較(年率)

  • セゾン・グローバル:+5.55%
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等):+5.04%
  • eMAXIS バランス (4資産均等型):+4.81%

10年リターン(年率)

  • セゾン・グローバル:+6.83%

セゾン・グローバルと、人気の4資産バランスファンドである“ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)”eMAXIS バランス (4資産均等型)とリターンを比較しました

比較結果としては、セゾン・グローバルの方が1年でも3年でも他ファンドを上回ってます

また10年以上の運用歴があるのはセゾンのみ

【セゾン資産形成の達人ファンド】のリターン比較

1年リターンの比較

  • セゾン・達人:+25.86%
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):+26.82%
  • 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式):+25.76%
  • VT:+26.93%
  • SPY:+31.25%

10年リターンの比較(年率)

  • セゾン・達人:+12.83%
  • VT:+13.71%
  • SPY:+13.40%

セゾン・達人と同じ株式100%投資信託の、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)

そして、米国ETFの、VTSPYと並べました

セゾン・達人とeMAXIS Slim、楽天を比較すると、“セゾン・達人”は楽天よりはリターンが良い、eMAXIS Slimよりも悪い

そして楽天もeMAXIS Slimもまだ運用歴が3年未満と短い

10年以上の運用歴を待つセゾンは先駆者と言っても良いですね

一方で、楽天・バンガードの実質的な投資対象であるVTやS&P500連動ETFのSPYには、1年も10年もリターンで勝てていません

では、そんなセゾン投信を2本とも解約した理由について書いていきます

【セゾン・バンガード・グローバル バランスファンド】を解約した理由

債券をポートフォリオに入れる必要ある?

個人的な投資方針なんですけど、、

「十分な現金用意したら、あとは全部株式でよくね?」

って思ったんですよね。。

ざっくりですが、債券の立ち位置は、

  • 元本割れリスク:現金<債券<株式
  • リターン:現金<債券<株式

ということになります

だから、
現金と株式を持っておけば、中間の債券は要らんな
と結論づけました

これは私が30代で、サラリーマンとして毎月入金が見込める前提です

将来的にリタイヤを意識し始めたら、株をリスクの低い債券に振り分けると言うこともあり得ますが、今は要らんかな

信託報酬は高いが、リターンの高さで相殺されてる

以下が信託報酬の比較

  • セゾン・グローバル:0.61%
  • ニッセイ・インデックスバランスF(4資産均等):0.15%
  • eMAXIS バランス (4資産均等型):0.55%

セゾン・グローバルが一番信託報酬が高いです

このコストの高さは、色々なサイトで指摘されていて、解約した理由としてよく書かれてます

ただ手数料込みのリターンで他のファンドより優っている限りは、手数料の高さは解約する理由にならないと思ってます(個人的に)

【セゾン資産形成の達人ファンド】を解約した理由

米国ETFのVOOの積立てしてたらセゾン・達人は不要

これも私の投資方針が理由です

定期でS&P500連動ETFのVOOを積立てているので、相対的にリターンの悪い株式100%のセゾン・達人を買う理由がない

同じETFのSPY選ばずにVOO選んだのは手数料が理由です

手数料の高さが、リターンで相殺されていない

以下が信託報酬の比較

  • セゾン・達人:1.35%
  • 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式):0.13%
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.11%
  • VT:0.09%
  • SPY:0.09%
  • VOO:0.03%

信託報酬はセゾン・達人が圧倒的に高いです

つまり全世界株式ファンドを買うならeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の方がコストも安いし、リターンも良いので、セゾン・達人を選ぶ理由がない

そしてVTでもSPYでもVOOでも米国ETFはリターンが投資信託よりさらに良い

ドルで米国ETFを買えるんだったら、セゾン・達人を選ぶ理由がやっぱりない

セゾン投信は解約手続きが面倒くさい

今回積立てプランの解約手続きして分かったのですが、以下の手順が必要です

  • インターネットで変更書類の郵送依頼
  • 書面が郵送される
  • 書類に変更点を記入して返送

いやいや、めんどくせー!

他のネット証券ならネットでポチっとやれば解約可能なのにねぇ

長期投資を大方針とするセゾン投信としては、積立投資をそう簡単にやめられたら自分たちの狙いから全く外れてしまうので、意図的に手続きを面倒くさくしていると感じました

逆に長期投資へのこだわりを感じます

直販方式も含めて、その媚びないスタンスが魅力とも言えますね

私は解約したけど。。

まとめ

株式、債券バランスファンドとしてはセゾン・グローバルはあり!

セゾン・グローバルのリターンがこのまま他のバランスファンドを上回り続けるのであれば、株式・債券バランスファンドとして買うのは“ありだと思います

上でも書きましたが、私は債券は当分ポートフォリオに入れない予定です

セゾン・達人は現状では選ぶ理由がない

コストとリターンを考えると、セゾン・達人はコスパが良くないっすね

投資信託ならeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、ETFならVTを買う方が良いかな

私はVOOを買ってますがね

ほったらかしで長期投資をやりたい人はセゾンにお任せでもOK?

セゾン投信の直販、長期投資、顧客ファーストの方針は私は好きです

「投資についてあんまりごちゃごちゃ考えるのが嫌だけど、預金だと不安!」

みたいな人はセゾン投信に突っ込んでずーっと触らない戦略もありですかね?

以上!
投資は自己責任で!

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