【米国ETF】増配特化型のSDY, VIG, DVYについて比較したぞ!本当に増配してる?

今回は増配企業に特化したETFである【SDY】【VIG】【DVY】について調べてみました

結論から言うと、連続増配と利回りにこだわるなら、私は【DVY】を選びます

ただ最後に書いてますが、実際には買っていません

SDY, VIG, DVYは増配銘柄を集めたETF

下記の記事でもまとめましたが、増配当銘柄に特化した3大(?)ETFが【SDY】【VIG】【DVY】となります

それぞれ世界三大投資運用会社であるState StreetVanguardBlackRockが運用しているETFです

過去記事:
【米国ETF初心者】SPY?SPYD?SYD?ってなんやねん!内容と類似ETFについて調べてみた

SDY, VIG, DVYの運用期間、経費率の比較

運用開始日で比較

  • SDY:2005年11月
  • VIG:2006年4月
  • DVY:2003年11月

最も長く運用されているのはブラックロックのDVYです
そして、どのETFも10年以上の運用歴があります

経費率の比較

  • SDY:0.35%
  • VIG:0.06%
  • DVY:0.39%
  • 参考
  • VOO(S&P500連動ET):0.03%
  • SPYD(高配当ETF):0.07%

経費率はVIGが飛び抜けて低く、0.1%を下回っています
参考のVOOやSPYDと比較しても遜色ありません

SDYDVYの経費率はVIGと比較すると5倍以上高くなってますね

そうは言っても0.5%以下だから、すごい高いとも言えませんが、、

直近配当利回り(税込)の比較

  • SDY:3.51%
  • VIG:1.89%
  • DVY:5.46%
  • 参考
  • VOO:2.07%
  • SPYD:6.90%

直近配当利回りはDVYが最も高いです

3月のコロナショックによる暴落で利回りは上昇してます

一方で参考の高配当ETF【SPYD】の利回りはDYVのさらに上をいきます

VIGは、S&P連動のVOOより配当利回りが低いです
配当系ETFとすればちょっと低すぎると感じます

SDY, VIG, DVYのリターン比較

3ヶ月リターンの比較

  • SDY:-23.47%
  • VIG:-13.79%
  • DVY:-28.05%
  • 参考
  • VOO:-17.73%
  • SPYD:-35.80%

昨今のコロナショックによる暴落で軒並みマイナスです

VIGの下落率がVOOよりも抑えられているのが興味深いですね

5年リターンの比較

  • SDY:+4.61%
  • VIG:+7.91%
  • DVY:+2.25%
  • 参考
  • VOO:+7.15%
  • SPYD:データ無し

短期リターンはマイナスの一方で、5年リターンは軒並みプラスです

暴落の下落率がVOOよりも抑えられていたVIGですが、5年リターンはVOOよりも上回り最も高い結果となりました

後述しますが、VIGを構成するのは10年連続増配の企業で、小規模な企業は含まれませんそしてVOOと同じく時価総額で重み付けしてます

ここら辺がVOOより下落率が抑えられて、かつプラスリターンが大きい理由でしょうかね

ちなみに最も低いリターンはDVYとなりました

SDY, VIG, DVYの増配履歴の比較

連続増配年数の比較

  • SDY:1年
  • VIG:6年
  • DVY:10年

SDY、、全然増配してねぇ・・

個人的には今回の3つのETFを比較するときにこれが最も重要だと思ってます

だって増配にこだわってるETFが増配してなかったら意味なくね?

その点でDVYは連続増配年数は10年と安定して増配してます

過去5年間の配当金履歴

SDYの配当履歴

SDY配当金履歴

毎年、上がったり下がったりしてます、、

やっぱりSDYは全然増配してないね、、

VIGの配当履歴

VIG配当金履歴

毎年連続で上がってます

良いね!

DVYの配当履歴

DVY配当金履歴

毎年連続で上がってます

良いよー!

SDY, VIG, DVYの構成内容

【SDY】SPDR S&P Dividend ETF

連動する指数は、S&P High Yield Dividend Aristocrats Indexです

S&P1500を構成する企業のうち、20年以上増配を継続している銘柄を選定しています

構成銘柄数は121

比重は配当金総額で重み付け

SDYの構成比率トップ5銘柄

  1. ABBV(ヘルスケア):2.31%
  2. AT&T(通信):2.00%
  3. IBM(情報技術):1.90%
  4. JM Smucker(生活必需品):1.72%
  5. Cardinal Health(ヘルスケア):1.62%

1位から3位は私も高配当株投資の一環で保有してます

4位、5位は持ってないですが、高利回り銘柄ですね

セクター的には【資本財】【生活必需品】【金融】が多く含まれています

【VIG】Vanguard Dividend Appreciation ETF

連動する指数は、NASDAQ US Dividend Achievers Select Indexです

REITを除く10年連続増配している大規模〜中規模の米国企業を選定しています

構成銘柄数は182

比重は時価総額で重み付け

VIGの構成比率トップ5銘柄

  1. Microsoft(情報技術):5.42%
  2. VISA(情報技術):4.50%
  3. P&G(生活必需品):4.31%
  4. Walmart(生活必需品):4.08%
  5. JNJ(ヘルスケア):3.69%

まずパッと見た感じ、
THE・優良企業!というか、
ビジネスモデルに隙がない企業ばっかりというか、、
配当にこだわってる感がしないんですが、、

Vとか利回りは1%以下ですしね

実はみんな連続増配してるんですね

セクター的には、【資本財】【通信】が多く含まれています

【DVY】iShares Select Dividend ETF

連動する指数は、Dow Jones Select Dividend Indexです

配当利回りの高い大規模〜中規模の米国企業のうち、過去5年間の配当金履歴から将来的に配当を期待できる100社を選定しています

比重は配当金総額で重み付け

DVYの構成比率トップ5銘柄

  1. AT&T(通信):2.81%
  2. QUALCOMM(情報技術):2.61%
  3. General Mills(生活必需品):2.23%
  4. Dominion Energy(公益事業):2.10%
  5. Seagate Tech(情報技術):2.10%

どの企業も配当利回り3%を超える高配当銘柄です

セクター的には【公益事業】【金融】【情報技術】が多く入っています

まとめ

増配年数と利回り重視ならDVY

今回は増配当に特化したETFについて調べました

増配年数にこだわるならDVYかなと個人的には思います
利回りも一番高いし

VIGは増配は続けてるけどちょっと、利回りが悪すぎる

ただVIGとVOOのリターンの比較結果(下落にも上昇にもVIGがVOOより強い)は面白いですね

増配とか配当利回りよりリターンの点からVIGに興味が出てきました

もう少し調べてみようかなー

SDYは増配してない時点で、微妙です
経費率もDVY並みに高い、
利回りもDVYより悪い、
リターンも良くない、

選ぶ理由がないかなぁ

管理人は増配当ETFより個別増配株や高配当ETFが好き

まず私はこれらの増配に特化したETFを買う予定は今のところありません

理由は以下、

  • 配当金目的で長期増配中の個別株を保有している
  • 配当利回り重視で高配当ETFの【SPYD】を保有している
  • リターン重視で【VOO】を保有している

この状況ではあえて増配特化のETFを買う理由がないっすね

注)この記事は2020年4月6日の情報をもとにしています

関連記事

増配個別株にも減配リスクはありますから、どうするかシミュレーションしてます
【配当金生活】GEの減配から自分の投資方針を確認するぞ!

投資先としてハイテク銘柄も楽しいです
【楽天証券】楽天ポイントで世界のハイテク企業に無料で投資したい!おすすめの銘柄は?

いろいろ比較シリーズの記事一覧

ETF関連

投資信託関連

個別株関連

口座関連

関連アイテム

ブログランキングに登録しています。
クリックしてもらえると大変励みになります。

にほんブログ村 投資ブログ お金(投資)へ

にほんブログ村

参考リンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です