もうだいぶ前になりますが、私が初めて購入した日本株の銘柄は”東京電力”です。株式を買ったのは東日本大震災の4か月前でした。
当時どうして東京電力株を買ったのか、どれくらい損をしたか、また株価暴落時にどういうアクションをしたかを書いていきます。
初めての株式投資で”東京電力株”を選んだ理由
私は社会人になった2008年から投資を始めました。
初めての投資は大手証券会社で投資信託の毎月分散型を買いました。
今思えば手数料も税金も馬鹿ほど取られる上に、分配金も基本的に特別分配という最悪の商品でしたが、初めての投資としては毎月数万円の配当金がもらえて、不労所得の楽しさが味わえたので、意味はあったと思います。
次に社会人3年目になってある程度貯金が出来た頃、株式投資で個別銘柄を自分で買ってみようと考えて親に相談しました。
両親は以前から株式や投資信託を運用しており、私にとって投資のアドバイザーは基本的に親でした。
そんな両親からは「まずは潰れる心配が無いインフラ系にしておけ。」と助言されました。
そこでインフラ系で普段使っている”東京電力”か”東京ガス”を購入しようと思ったのですが、当時オール電化という言葉が流行っていて、その流れに乗って”東京電力”の株を購入することにしました。
親からは「東京電力ならまず潰れないから安心だね。原発が爆発しない限り大丈夫でしょ、はっはっはっ（冗談）」と言われたのを今でも覚えています。
まさか数年後にその原発が爆発するとは想像も出来ませんでした。。（汗）
“東京電力株”の2011年3月までの推移
上のチャートは私が東京電力を購入した時の株価（月足ローソク）の推移です。
2008年9月のリーマンショック前の3,200円台から徐々に値が落ちて、私が購入した2011円11月には1900円台まで下がっており、当時の私は「今が割安で買い時だ！」と当時の貯金から見れば相当な額である100万円分をドーンと買いました。
その後、思惑通り株価は上昇し、2200円台まで上昇したので、私は自分の見る目の確かさにご満悦状態で、「このまま3千円まで上がるんじゃね？」と思っていました。（笑）
2011年3月に原発が爆発後の”東京電力株”の推移
東日本大震災が発生した2011年3月11日に、私は東京で仕事をしていたのですが、えらい大変なことになったなー、と呑気に考えていました。
すると、翌日3月12日に福島第一原発の1号機が水素爆発。
次に、3月14日に3号機が水素爆発。
更に、3月15日には4号機が水素爆発しました。
テレビのニュースで爆発の様子を見ていた私は「うわー、放射線がやべー！」とか思っていましたが、自分が持っている東京電力の株価については何も考えていませんでした。
震災から1週間後に、ふと東京電力の株価が気になったので見てみると下のチャートの通り暴落、、東京電力はもはや倒産寸前の瀕死状態になっていました。。
“東京電力株”が暴落した時に取ったアクション
東京電力の株価が暴落したときにまず思ったのは、「どれくらいで元の株価に戻るかな？？」でした。
そして、損切する気にもなれず、ただただ原発事故のニュースを眺めていました。
震災の翌月の4月に実家に帰る用事がありました。
その時に東京電力が暴落して投資した100万円がほとんど消えかけていること、どれくらいで株価が元に戻るか考えていることを親に話しました。
すると父親から一言「アホか、早よ売れ！」と言われて、目からうろこ（？？）が落ちて、速攻で売りました。
売値は500円。 その後、東京電力株は100円を切るまで下がり続け、7年たった2018年5月現在の今でも600円を回復していません。
追記：2019年1月時点では700円台前半～半ばとなっています。
“東京電力株”の損益
この暴落により保有期間：4か月で-71万5千円の損となり、元金の74%が消えてしまいました。（泣）
なけなしの100万円がパーです。。
“東京電力株”の暴落で学んだこと
東京電力株で被った大損で学んだことは、
まず100%安全な銘柄は存在しない！ということ。
また株価があるレベルを下回ったら早く損切すべし！
元に戻ることを待ってはいけないこと。
最後に、個別銘柄に投資する場合は最悪元金がゼロになっても、次の日の生活に困らない額を投資するってことですね。
まとめ
今回は”東京電力の株で大損した話”について書きました。
何でもそうですが、成功したことよりも失敗したことの方がよーく覚えています。
この大失敗を忘れずに、これからの投資の糧にしていかんとダメですねー。
大損、損切シリーズ一覧
関連：大損する前に、スイングトレードから撤退した話です。
関連：投資で失敗しながらも仕事で貯金1千万まで貯めた話。
ブログランキングに登録しています。
クリックしてもらえると大変励みになります。
にほんブログ村
