【ADR銘柄】のNGGを全売却!理由は増配銘柄なのに増配してないから!

外貨紙幣

増配かつ高配当なイギリスのADR銘柄【NGG】を全て売却しました

今回はその経緯について書いていきます

長期保有予定だったNGGを全売却

経緯は後述しますが、保有していたNGGの株を全て売却しました
売却概要は以下の通り

  • 購入株価:54$
  • 売却株価:57$
  • 約定数:495株
  • 売却損益:+1,485$(税引き前)

去年末は市場全体が上がって、NGGの株価も上がってたので結構な利益が出ました

NGGは安定増配&高配当の公共事業会社

【NGG】ナショナル・グリッド(National Grid PLC)は公益事業会社。

ガスの供給に従事。

イングランドおよびウェールズで送電網、英国全土でガス供給網を保有・運営するほか、米国北東部でも送電網を保有・運営する。

スコットランドでも送電網を運営。

Bloomberg

もともとNGGは安定した増配銘柄で利回りも高く、配当課税も安く済むので長期保有を考えていました

NGGはADR銘柄

ADRはAmerican Depositary Receiptの略称

日本語では米国預託証券
米国市場で米国以外の国の企業の株に投資する場合はADRを売買することになります

そしてNGGはイギリスの企業なのでADRを売買します

ADR銘柄には米国の配当金課税が掛からない

ADRには米国の配当金課税(10%)がかかりませんその代わり現地の税金が課されます

しかしイギリスは配当金の課税が掛からないので、それがゼロ!

米国企業の個別株やETFにかかる10%の配当課税は確定申告で取り戻すことが出来るとはいえ、NGGは無税なので申告も不要

じゃあ、売る必要ねーじゃんか!

となるのですが、、
ここから売却した理由について書いていきます

NGGを売却した理由

増配してるのに増配してない

イギリスのEU離脱とかは関係なくて、理由は単純でこれだけ

まず以下が現地通貨のポンドベースの配当の推移です(直近5年)

毎年綺麗に増配してます
美しいグラフですね

2017年は特別配当で84.38ポンドが支払われていますが、ここでは除外してます

次に実際に口座に振り込まれる米ドルベースの配当履歴です

なんだこれ!
全然増配してねぇ!!

ここでも2017年の特別配当(5.42ドル)は除外してます

ADR銘柄の配当は現地通貨と米ドルの為替の影響をうける

つまりそういうことです

ADRの取扱銀行がドル換算の配当金を決定する際に、ドルベースの配当金はドル高ポンド安なら減り、ドル安ボンド高なら増えることになります

だからポンドでは綺麗に増配してるのに受け取る米ドルは為替の影響で上がったり下がったり。。

私は日本で生活してるので、使うために米ドルを日本円に換金したら、さらに為替の影響を受けます

ポンド-ドルドル-円のダブルで為替の影響受けたら、増配してるのか、なんなのかよく分からなくなってきました

NGGを売却してMCDを購入

利益も出ていたので、ここで全部売却して他の増配銘柄買うことしました

以前からMCD(マクドナルド )が、欲しかったので売却資金を全てMCDの購入資金としました

MCDの直近利回りは2.3%とNGGの利回り(4.7%)に比べたら半分以下で高配当とは言えません

しかしMCDは43年増配中!

それも米国企業なので為替も関係ない

後は値上がりも期待できるしね

まとめ

今回は”ADR銘柄のNGGを全売却!理由は増配銘柄なのに増配してないから!”について書きました。

ADRの増配銘柄は為替の影響受けて増配じゃなくなることもあるので、注意が必要ですよ

私みたいに買った後にアタフタしないように事前に調べましょう 笑

関連記事

ADR銘柄の購入時の注意点です

ADRは税金がかかりませんが、手数料を取られるので注意が必要です

撤退シリーズ一覧

関連アイテム

ブログランキングに登録しています。
クリックしてもらえると大変励みになります。

にほんブログ村 投資ブログ お金(投資)へ

にほんブログ村

参考リンク

ポンドの配当履歴
米ドルの配当履歴

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です