短期投資でもなく、長期投資でもなく、中期投資を続けるサラリーマンの本音

株と切り株をかけた画像

みなさん、日本株投資やってますか?

世の中には、

「短期投資で爆謄!億り人!」

系の記事と、

「長期投資で堅実!ほったらかし!」

系の記事が多くないですか?

今回は、わたしが【短期投資】でも【長期投資】でもなく【中期投資】を日本株で続けている理由について書いていきます。

株の中期投資とは??短期、長期投資との違い

まず中期投資のハッキリした定義は無いようです。(あらら)

投資期間から見る中期投資

投資期間の観点からいうと、短期投資(デイトレードやスイングトレード)が1秒!、1日〜数週間の売買。

長期投資が10年〜50年!くらいの売買を想定しています。

したがって、中期投資とは数ヶ月から数年での売買を指していると言えます。

投資意識から見る中期投資

次に売買時の意識の点から言うと、短期投資は買ったらすぐに手仕舞いして、数をこなす(少しの利益を無限に積み上げたり、急騰を狙う)。

長期投資は基本的に買ったら売らない(バイ&ホールド)。
配当や分配金があれば再投資して、定期的に買増したりする。

そして中期投資は銘柄を買う時点で、売る時のことを考えているものの、数年は保有する(保有しても良い)予定で購入するやり方を指します。

どうして日本株の中期投資を始めたのか?

投資を始めた頃は【なんとなく投資】

わたしは社会人になってから投資を始めました。

最初は投資信託の毎月分配型で毎月お小遣いをゲットしてました。
特別分配金で元手から出ているとも知らずに。。泣

そのあと個別株に興味を持ちました。個別株を買い始めた時は、売り時のこととかは考えてなかった。

現在進行中の米国株の投資に似てる感覚。
どちらかというと長期投資なのか?

というか、売るも売らないも何もルールを決めてなかったので長期投資とも言えませんね。。

なんか投資してるって響きがカッコいいからやってましたね。
自分にとってはタバコと同じ。

転機は2012年末のアベノミクス景気

安倍首相と日本銀行の異次元緩和のおかげで、日経平均が倍以上にうなぎのぼり。

当時持ってた銘柄が全部上がりました。

その時は1銘柄20〜30万くらいでしたが、ドンドン上がるから嬉しくなって利益確定して友達と焼肉食べに行きました。笑

それで「利益確定って大事だなー。」と実感し、まず持ち株が20%上がったら何も考えずに売ることにしました。(ルールを決めた)

その後、カブコムのトレーリングストップの機能を知って、株価が利確ラインまで上がったら、下がるまでホールドする方針にしています。

関連リンク:カブコムのトレーリングストップについて書いてます。

2015年くらいから損切りも始める

日経平均が2万円突破した2015年以降は、個別銘柄もそれまでのうなぎ登りから、上がったり下がったりするようになりました。

そこで下がった場合にも売却ルールを決めることにして、上がった時と同じく約定金額の20%を下回ったら問答無用で売ることにしました。

何回か塩漬けしてきましたが、塩漬けがいい結果に繋がったことは一回もないです。

中期投資の運用実績と積立投資シミュレーションを比較

管理人の実績利回りは?

2010年に東京電力の株で中期投資を始めて、今までの利益確定分の運用実績を改めて調べました。(2019年1月現在)

536万円のプラスとなっています。

これだけ見るとなかなかの額ですね。(誰も褒めてくれないから自画自賛)

しかし、これまで投下した投資額合計に対して、

通算リターンは107%。。

投資期間で割った利回りは0.8%/年。

少ねー。。
ちょっとした定期預金並みの利回りしかありません。。

もし積立投資してた場合の利回りは?

同じ期間に毎月5万円を日経平均連動のインデックス投資信託に積立投資していた場合、

2019年1月現在の通算リターンは167%です。

利回りは8.4%/年。

すげーなー。

参考リンク:
たらればシミュレーター
eMAXIS 日経225インデックスで検証

両者を比較した結果は積立投資の圧勝(泣)

改めて自分の投資成績を振り返ってみましたが、利回りは【管理人実績 0.8%】 vs 【シミュレーション 8.4%】となりました。。

ぐはー!!
10倍の差ってのは結構ショックですねー。笑

堅実派のインデックス積立投資がいかに正しいかを立証してしまいました。。

けど止めないぞ!めげない!

それでも個別銘柄の中期投資を続ける理由

お金で買えない経験が得られる~プライスレス

なんか自分の利益が少ないのに言い訳がましくていやですが、、笑

実際に色々な個別銘柄を調べることで損益以外で得る知識や経験は自分の中で結構大きいです。

個別銘柄で日本企業について財務状況を調べる経験はインデックス投資では得ることが出来ません。

日本株とは違いますが、

コモディティーETFで小麦、天然ガス、原油、銅、金等々に投資したり、
REITや債券、仕組債、外貨(中国元、トルコリラ、豪ドル)に投資してきました。

必ずしも利益は出せてなくても、値動きや投資内容で得る知見や経験はプラスレスだとわたしは感じます。

ワーワーいうけど実際に金出したことない奴は損もしないけど、経験も得てない。

利益確定の喜びを味わえる

長期の配当再投資では買いっぱなしなので利確する嬉しさが味わえない。

その点中期はどう売るかを考えて買うわけですから、株価が上がれば利確します。

利確した時の嬉しさってのは、やっぱり良いもんです。テンション上がります。

損切りの大切さを学べる

長期の配当再投資では、株価の長期下落時にナンピン(下値で買い増すこと)を続けていくことになり精神的にかなりキツイ。

中期投資では、株価が下がってラインを割れば損切りすることになりますが、この「自分で損切りする経験」がまた大事です。

損切り出来るようになれば、投資スタイルに幅が出てきます。
(ショボいリターンしか出してないわたしが、えらそうなこと言って片腹痛い。。)

同じ銘柄で何回も利益確定できる

株価が半年から数年スパンで上がったり下がったり繰り返す銘柄があります。

わたしはこういう銘柄が大好きです。

下がったら買って、上がったら売るを繰り返すことで上手くいけば、何度も利益確定することが可能です。

知ってる企業にダイレクトに投資出来る。

個別銘柄への投資はインデックスに比べて企業との距離が近いです。

また外国株に比べて日本企業の情報へのアクセスの方が圧倒的に簡単です。

知ってる企業の株は親しみも湧きやすく、持っていて楽しい。

配当金と株主優待を受け取る喜びが味わえる

これも個別銘柄に投資するときのメリットですが、配当金と株主優待は受け取ったらやはりテンション上がります。

また短期投資では配当金や株主優待を受け取ることは少ないでしょう。
その点、中期投資では数年保有するので、どちらもゲットできます。

株主優待についてはクロス取引で手数料払うだけでリスクゼロで無料取りすることもできます。

関連リンク:クロス取引でコンビニ全品をいつでも割安で買う話

日本株の中期投資の注意点

結局リターンが悪い。。

まあまずはこれですよね。

上でも比較した通り、素人が個別銘柄で売り買いしたリターンと、同じ市場のインデックス連動投資信託に毎月積み立てしたリターンでは10倍もの差をつけられました。。

リターンの点では、個別銘柄を一生懸命考えて選定するのがアホらしくなってきます。笑

ルールを決めないと大きく損する可能性がある。

個別銘柄は下記のように大損することもあります。

関連:東京電力で大損した話を書いてます。

またボラティリティの高くない銘柄を選んでも、ズルズル下がり続ける可能性もあります。そんな時はルールを決めて損切りする必要があります。

中期投資では下がったら早めに損切り、上がったら下がるまでホールドがベストですね。

損切りできない人は中期投資には向いてません。

日本の株式市場のパフォーマンスの悪さ

日本の株式市場は日経平均が30年前の高値(3万8千円@1989年12月)を更新出来ていない低パフォーマンス市場と言えます。

客観的に見て、投資スパンに関係なく悪い市場で投資すること自体が間違っているとも言えます。

まとめ

今回は”短期投資でもなく、長期投資でもなく、中期投資を続けるサラリーマンの本音”について書きました。

日本株の個別銘柄の投資はリターンの悪さ、リスクの大きさや市場のパフォーマンスの悪さ等ありますが、わたしはもう少し中期投資を楽しみたいと思ってます。

同じ銘柄で何度も利益を上げるお気に入り銘柄ができると、楽しくなってやめられません。

ただ日本株の中期投資をコア資金の投資戦略にするのはやはり疑問です。

コア資金の別に、日本株の中期投資で売り買いを楽しむという形が良いですね。

撤退シリーズ一覧


関連:トルコリラで大損した話を書いてます。

関連:仮想通貨で火傷している話です。

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