増配ETFのVIGと個別増配株のどっちを買うべきか?調べてみたぜ!

お金を考える女の子

最近自分の持っている株式、ETFが上がってるのか、下がってるのか、どうでもよくなってきている長期投資家の鏡?の管理人です

今回は失った興味を奮い立たせて、
5年近く保有している米国増配ETFのVIGについて長期・短期の株価・配当の推移と他に保有している増配個別株との違いを調べて、今後の買い増し方針について考えてみます

VIGの概要

VIGは増配特化型ETFで、米国の10年連続増配株を集めています

概要を下記に引用します

バンガード米国増配株式ETF(Vanguard Dividend Appreciation ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数に連動する。米国の中型・大型株を保有。過去10年間連続増配の米国の普通株(REITを除く)への投資に注力す る。時価総額ベースで保有銘柄のウエートを算定。

ブルームバーグ

VIGの配当金推移

2007年から17年間のVIGの年間配当金の推移は下記のチャートです。

ただし今年(2023年)は12月分の配当金のアナウンスがまだないので、とりあえず昨年2023年12月(0.87$)と同額をグラフでは足しています。

原則右肩上がり、増配続きの配当金チャートになっています

この17年で+362%、年平均で+23%増配しています

直近5年では+148%で、年平均+37%です

直近の増配比率の方がデカいんだね、知らんかった、

一方で2009年(1.03$–>0.98%)や2013年(1.41$–>1.39$)は、若干下がってますね
下落率は3%~5%です

VIGの価格推移と配当利回り推移

次に年末の価格(USD)と、年間配当金を年末価格で割り込んだ利回り(%)の17年間の推移です

青色のETFの価格は上げ下げありながらも、右肩上がり

この17年間で40$ 付近→ 160$付近と株価が4倍にあがってます

一方で前述のとおり配当も右肩上がりで、株価も配当金も大体同じくらい上がっているために、利回り(オレンジ色)は2%前後で上がったり、下がったりしています

比較:個別増配株の増配比率と利回り

ここからは私が持っている4つの個別増配株
– KO(コカ・コーラ)
– MCD(マクドナルド)
-ABBV(アッヴィー)
-MO(アルトリア)
の配当金の推移が以下です
(2007年~2023年の17年間)

注1)MOは2008年、2009年に配当金が減っていますが、2008年はクルフトフーヅ、2009年はフィリップ・モリスをスピンオフして株式を分割して配当金も分割されているため見た目上の配当金が減っていますが、実質配当金は増配しています

注2)ABBVは2013年にアボット(ABT)から分社したときからの配当金を表示しています

でね、ここからがVIGとの比較していきます

VIGの増配率は以下でした

  • VIG : 17年間で+362%(年平均+23%)、直近5年で+148%(年平均+37%)

次に個別株4選の増配率は以下;

  • KO:17年間で+271%(年平均+11%)、直近5年で+115%(年平均+4%)
  • MCD:17年間で+415%(年平均+20%)、直近5年で+132%(年平均+8%)
  • ABBV:17年間で+231%(年平均+22%)、直近5年で+138%(年平均+10%)
  • MO:17年間で+292%(年平均+14%)、直近5年で+117%(年平均+4%)

そんじゃあ、、

17年間と直近5年のTotal増配率(青棒)と年平均増配率(オレンジ線)をグラフにしてみるね

特に直近5年ではVIGの1年あたりの増配率+37%が、個別株の10%以下に比べて断然、高いですねー

次にVIGと個別増配株の利回りを比較してみます
(エクセルにコピペするのめんどくせえけど、やりますわ、笑)

株価は年末の値を使って、年間配当金を株価で割って利回りの計算をしています

比較するとMOの利回りが常に高いですが、上がったり下がったり利回りが3%~9%と変動がデカい

次に利回りが高いのがABBVですね、
ここ5年は4%の付近で推移していますが、こちらも変動が結構デカいね

KOはMCDは17年間あまり利回りが変わらず、KOは3%、MCDは2.5%で堅実な感じ、増配率と株価の上昇率が大体同じということですね

一方で、緑色点線のVIGと比較すると、すべての個別株の利回りが常にVIGを上回っています

今後のVIGとの付き合い方

VIGは私のお気に入りのETFの一つです

配当金目的の投資する場合は、個別増配株やほかの高配当ETF(SPYDとかVYM、HDV)よりVIGを買い増ししていく予定

たしかに個別増配株よりも利回りが低いのですが、複数銘柄を含んでいて個別株よりも減配のリスクが低い(or 減配しても数年で持ち直す)ところが良い

そして、毎年増配したか確認する必要もないし、勝手に企業が減配したらETFから外してくれる

このメンテが要らないところが、めんどくさがりの私としてはとても良い
JOJO的に言えば、ディ・モールト・ベネ(やっぱ5部のキャラは最高だよな)

私は高配当ETFのSPYDも持ってますが、増配なんて最初から期待してないからね

あと今回わかったのは、VIGの増配率はすげー良いね

あと20年も保有続けたら、ここから4倍くらいにはなりそう(分らんけど)

とか言いながら、、VIGを買い増しするとしてももう少し先になりそう

というのも、これから2~3年は新NISAへのオルカンの積立と、手持ち現金を増やすことに注力する予定

配当金目的の投資に追加投入するかどうかは半年~1年たってから考えます

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