本田静六【私の財産告白】を読んでみた感想!by 30代サラリーマン

今回は読書感想文です

ツイッターで紹介されてたんですが、本田静六という学者さんが自分の莫大な財産をどうやって貯めたか書いた本です

筆者の本田静六とは

1866(慶応2)年、埼玉県生まれ。
苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校に入学。
一度は落弟するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。
1892(明治25)年、東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授となり、「月給4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍、日比谷公園の設計や明治神宮の造林など大きな業績を残すだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
1927年(昭和2)年の停年退官を機に、全財産を匿名で寄付。
1952(昭和27)年1月、85歳で逝去

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一言で言うと、
貯金と投資でめっちゃお金持ちになって還暦と同時に全額寄付して一文無しになった明治の人

現在の100億円以上を寄付したらしいよ、スゴいね!

そんで、、

この人のやってた貯金の方法が、「月給4分の1天引き貯金」と言うもの

給料を貰ったらまず25%を貯蓄する、そして残りの75%で生活を行う、
貯まったお金で投資を始めて雪だるま式にドンドン資産が増えていったと言う話

バビロンの大富豪と基本的には同じ方法ですね

凡人はとにかく本業に励め

私は給料の4分の1以上貯金してるので、正直言って「月給4分の1天引き貯金」はあまり刺さらなかったです

改めて定率貯金の重要さを認識出来て、面白かったけどね

貯金法は刺さらなかったけど、本の後半で出てきた章がなんかすげー刺さった

いくつか引用します

あせることはない。無理をすることはない。何事も「渠成って水自から至る」ものである。一人一業を守って、それに専小打ち込んでおれば、万福招かずして来るものである。

決して脇道に外れるな

つまり、平凡人は平凡人としてひたむきな、一時にーカ所に向けられた努力が大切であって、精力の二分三分は厳に戒められなければならない。

私の体験社会学ー最終結論

なんでもよろしい、仕事を一生懸命にやる。なんでもよろしい、職業を道楽化するまでに打ち込む、これが平凡人の自己を大成する唯一の途である。

天才恐るるに足らず

そうなんだよなー

なんかさぁ最近の世代って自分も含めて

すっげー、本業に冷めてるよね?

  • 出世は興味ない
  • 会社の飲み会には参加しない
  • 副業してリスクヘッジ
  • セミリタイアして自由に生きる

そんなんばっかじゃん

いや分かるよ
俺もそう言うの「なんか楽しそうでいいなー」と思うし

株主優待やら配当金やらなんやら、楽してチョロチョロ小銭を稼いでるしね

けど人生の柱はやっぱり本業だよな

そこで一生懸命に努力して抜きんでた人材になることが平凡人が取るべき本流なんだよ

“せどり”とか、“Uber Eats”とか副業を色々やりながら本業を適当にやって幸せになる人って多数派じゃないんだよ

それだったら本業を頑張って、その仕事を好きになって、その道を極める方が(比較的)簡単に幸せになれるんだよ

そんな事にハッと気付かされました

出典:井上雄彦、リアル 6巻

そりゃ仕事し過ぎて、家族を犠牲にして幸福感がないとか、メンタル病んで倒れたりしたらだめだよ、そこは自分でバランス取るしかない

けどやっぱり本業を一生懸命に頑張る事がお金持ちになる一番の近道なんだなぁと感じました

岡本吏郎氏の後書きもいいね

経営コンサルタントの岡本吏郎さんの後書きにもグッときましたね

これもちょっと引用します

本多静六が『私の財産告白』で展開している「一般解」は私たち現代人にとって痛烈なパンチでもある。
本多静六が語る「一般解」を聞いて、「これは目から鱗だ」という人はいないはずだ。
そう、誰もがわかっている誰もが知っているごく当たり前のことしか本多静六は語っていない。しかし、だからこそ、これが痛烈なパンチなのだ。

確かにね、ネットで話題になるのは、派手なことをする人たち

けどそれは「一般解」ではなく、「特殊解」を得た人たちなんだよね

そこをマネしても再現率はほとんどゼロなんだよなぁ

目の前のことに真正面から取り組んで一生懸命努力することが大事

そんな子供の頃に教えてもらった当たり前のことから、なんか目を背けてるなぁ

うーん、、
ブログで小遣い稼いだり、副業とかの記事書いてすいません!

もっと本業頑張ります!

まとめ

今回は”本田静六【私の財産告白】を読んでみた感想!by 30代サラリーマン”について書きました。

なんか今の仕事をもっと頑張ったら、いつかスゴい高みに行けるんじゃないかと思えた本でした

つまり“明日から本気出す”ってやつですね

本当に実践するか、しないかは私自身の問題です。。
しない気がしてきたなぁ

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