【高配当株】初めての米国株の損出しの結果!注意点とか

今年から始めた米国株の高配当株投資ですが、年末も近づいていることもあり、税金を取り戻すために人生初の【損出し】をすることにしました。

今回は損出しの結果と注意点について書いていきます。

【損出し】とは

損出しとは、含み損状態から損失を確定させて、その年に確定した利益や配当にかかる税金を相殺するやり方。

上手くやれば払い過ぎた税金(源泉徴収分)が戻ってきます。

特に、配当金生活を目指すような場合は1年である程度の配当金を受け取ると同時に毎回税金を払っているので、損出しすることで払った税金が還付されます。

不要な含み損の銘柄をバサッと売却する【損切り】か、長期保有の銘柄は売ったらすぐ買い戻す【損出し】をすることになります。

私の場合は後者です。

今年1年の配当金と確定損益が約100万円くらいになりそうなので、現状含み損が最も大きいアルトリア【MO】とアッヴィ【ABBV】を売却→即再購入して損出しすることにしました。

米国株で【損出し】するときの注意点

売却した“翌日”に再購入する

同じ証券口座内で同日に売却と再購入した場合は、“先に追加購入した後に、部分売却した”と認識されてしまいます。

そうなると購入価額が下がって計算されて、損出し額が小さくなってしまいます。

なので売却したら、翌日まで待って再購入するのが正解。

ただし売買期間が空くので、株価の変動リスクは高まります。

米国株でクロス取引(信用取引)は出来ない

一般的に国内の証券会社では信用取引ができないので、日本株の損出しでよく行われるクロス取引は出来ません。

クロス取引は“信用買い”と“現物売り”を同時に行って株価の変動リスク無しに損出しする方法。

私もよくやる株主優待のクロス取引と逆の発想ですね。

しかし米国株はこれが出来ない。

なので売却したら翌日に買い戻すことが必要。

複数口座使ったらクロス取引と同じ効果が!けど管理がめんどくさい

例えばSBI証券で持ってる米国株を売却して、同じタイミングでマネックス証券で買い戻したら、同じ株価で【損出し】したことになります。

ただし複数の証券会社で損益通算するため、確定申告が必要です。

私は確定申告はどっちにしろやるからいいけど、まぁそれ以上に管理がややこしいよね。

売却、再購入時に手数料がかかる

損出しのために保有株を売ったり買い戻したりするたびに所定の手数料がかかります。

大体どこの証券会社も最大20ドル(+税)の売買手数料がかかります。
その場合は40ドル(売り+買い)より多く還付されないと手数料負けすることになります。

日本国税のみ還付される(外国税は対象外)

米国株の配当金をもらうと外国税として10%をまず取られて、その後に国内源泉徴収税で20%取られます。

いわゆる税金の二重取りですね。

【損出し】で損益通算されて還付される金額は国内源泉徴収税の金額(20%分)のみです。

なので10%の外国税は確定申告で【外国税額控除】を行なって別途に還付手続きを行う必要あり。

【損出し】と【外国税額控除】でアメリカと日本に取られた税金を全部取り戻すのだ!笑

損出しがEx-Div Date (配当金権利落ち日)に被らないように!

配当金を得るためには配当金権利落ち日(Ex-Div Date)の前日までに購入する必要があります。

そして配当金権利落ち日に売却しても配当金を受け取ることが出来ます。

だから、

  • 損出しのために売却する日は【配当金権利落ち日の前日】以外の日にしなければダメ。
  • そして【配当金権利落ち日の前日】までに買い戻すことが必要。

人生初の損出しの結果

アルトリア【MO】の売却と買い戻し結果

  • 取得単価:55$
  • 売却単価:41.6$(488株)
  • 損益:-6,539$
  • 再取得単価:41.5$(548株)
  • 手数料:21.6$ x 2 =43.2$

MOの損出しの結果は-6,539$でした。

翌日に買い戻しましたが、再取得単価が売却単価を0.1ドル下回ったお陰で、48ドル得した感じですね。

60株多く買い戻したのは、3ヶ月に1度の定期買い増しを同時に行ったためです。
手数料を減らす目的。

アッヴィ(ABBV)の売却と買い戻し結果

  • 取得単価:84$
  • 売却単価:70.3$(321株)
  • 損益:-4,398$
  • 再取得単価:70.5$(321株)
  • 手数料:21.6$ x 2 =43.2$

ABBVの損出し結果は-4,398$でした。

こちらは買い戻し単価が売却単価よりも0.2ドル高くなってしまいました。。64ドル損したことになります。

MOの分と合わせたら、今回の損出しの株価の変動による費用は16ドルと計算できます。

今回の【損出し】の合計損益とコスト

  • 合計損益:-10,937$(-118万円)
  • 合計費用:102.4$(11,059円)

さて、これでどれくらい還付されるのか。

合計費用以上は還付されないと死んでも死に切れない。。

【損出し】の直後に還付金が入金されてた!

損出しをしたら翌日に4万円が還付されてちょっとビックリしました。

これは以前にボーイング(BA)の売却益でとられた国内源泉徴収税が還付されていました。

実は、売却益の税金は損出しした直後に還付されます。

一方で、配当金の税金はまとめて翌年1月に還付されます。

ところで今回の損出し費用は11,059円だったので、すでに元は取れましたね!

しかし!まだまだ序の口!笑
還付の本番は来年1月だぜ!!

年明けの還付を受け取ったらまた報告しますね。

まとめ

今回は”【高配当株】初めての米国株の損出しの結果!注意点とか”について書きました。

売ったり、買い戻したり、ちょっと手間はかかりましたし、株価が変動しないかドキドキしましたが、上手くいったかなと。

年明けの還付が楽しみだなー。

年末に無事に還付された話はこちら↓[blogcard url=”https://ga-ga-ga-ga-ga-ga.com/kanpu-sondashi-201912/”]

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参考リンク

株の損出しとは?(株のはじめ方)
損出し節税クロス取引による税金先送りテク(ひとり配当金生活)
損だしの意味(たぱぞうの米国株投資)
損出しの方法(アメリカ株でアーリーリタイアを目指す)

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