最近、学生向けの企業説明会に駆り出されることがあって、海外の仕事が多い会社なので必要な英語力について質問を受けることがたびたびあります。
海外の仕事にどんな英語力が必要か、私の実感を踏まえて書いていきます。
英語の能力について自己分析
まずは私の英語力についてですが、海外で例えば全部で20人の打ち合わせに日本人1人で後はネイティブでも特に問題ないくらいのレベルです。
ただ私の英語は決して流暢ではありません。
熱くなると日本語もたまに混じります。笑
熱くなると日本語もたまに混じります。笑
ちなみに数年前に受けたTOIECの点数は850点でした。
一般的には高い方かと思います。
学生の頃は600点前後でしたね。
海外で仕事すれば、何もしなくても800点は超えるな、というのが私の実感です。
数年前にTOIECを受けた時は、1週間前に練習問題を一度解いただけです。
ちなみに学生の頃は、一生懸命試験対策して550〜650点でした。
そして現在900点以上を目指しているかというと、ノーです。
今後、TOIECやその他の英語能力試験はもう受けないかな。
理由は仕事で必要を感じないから。
海外の仕事で必要な英語力
当然仕事にもよりますが、ネイティブ並みの英語を必要とする仕事というのはごくわずかだと思います。通訳とか??
逆に言えば、ネイティブ並みに喋れなければ、中学生英語以上はどのレベルも同じ扱いです。
そして海外の仕事で最も重要なことは相手とコミュニケーションが取れるかどうかです。
一生懸命伝える姿勢や聴く姿勢がないと相手にはされません。
そこは国内の仕事と同じです。(国内の仕事したことないけど。。笑)
会社の面接で聞かれた質問
今の会社で受けた面接を時々思い出すことがあります。
当日は志望動機や自分の専門について日本語で面接官に答えていました。
すると最後に面接官から、
「じゃあ竹馬を英語で説明してください。」
と突然言われました。
私『はっ?竹馬?!何で??』
履歴書に一切書いていない日本の伝統工芸品の説明をいきなり求められて、一瞬頭が真っ白になりました。
しかし黙ってるわけにはいきません。
取り敢えず立ち上がって、後ろを見たら会議用のホワイトボードがありました。
そこに竹馬とそれに乗っている人の絵をパッパッと描いて、
「This is TAKEUMA!!」
と答えました。笑
後は、ホワイトボードに描いた絵を指差しながら、
「Like this! Like this!」
と竹馬に乗ってる人をジェスチャーでヘコヘコ真似してました。
要するに「世界の果てまでイッテQ!」の出川さん状態ですね。笑
すると面接官から「はい、もう結構です。」と言われました。
正直、英語は中1レベルでたった二言しか喋ってないし、「落ちたかな。。」と思ってましたが、結局内定をもらいました。
入社後に役員から聞いた話
入社した後に、当時面接官だった役員と飲む機会があって、面接の話をしました。
実は私の面接の後に、TOIEC990点で英語ペラペラの人が面接を受けたらしく、そのレベルの英語を披露したそうです。
けど、面接官は私の方を選びました。
その理由は「こいつの話の方が相手に伝わる」と思ったからだそうです。
結局、海外の仕事には英語の流暢さよりもコミュニケーション能力が求められるってことです。
極端かもしれませんが、伝わればジェスチャーでも筆談でも何でもいいんです。
逆に伝わらなければ、どれだけ美しい言葉も無意味です。
これまで仕事してきて私は強くそう思います。
まとめ
今回は”海外で仕事するのに英語力はどれくらい必要??”について書きました。
海外の仕事には中学レベルの英語は必須ですが、流暢さよりも伝えたいという熱意が大事です。
そしてコミュニケーションを続けてたら、勝手に英語能力は上がっていきます(ある程度までは、)。
中学の文法で習った仮定法とか、今まで使ったことないです。
使われても気づいてないだけかもしれませんけど。。汗
数学の微分積分と同じですな。
関連アイテム
ブログランキングに登録しています。
クリックしてもらえると大変励みになります。
クリックしてもらえると大変励みになります。