2024年度から新紙幣が流通開始します。
これを機に、眠れるタンス預金を呼び覚ますとかなんとかいう記事を読みました。
そもそも、タンスの中にお金を貯めこむってなんなん??
どういう思考回路?
逆にエモい気がする(よく分からんけど)
と、、色々と湧いてきた疑問について考えたことを書いていきます。
タンス預金とは
タンス預金(タンスよきん)とは、金融機関に預けられず、家庭内に保管されている現金のこと。(Wikipediaより)
家計に眠っている現金を指します。
タンスというのは慣用句的に使われていて、財布の中、金庫、貯金箱等々に貯められている現金も全てタンス預金に含まれます。
漫画の銭ゲバで主人公がボロアパートの畳の下にギッシリお札を敷き詰めていたり、闇金ウシジマくんでは風俗嬢が貯めた3千万円をコインロッカーに預けてましたが、これらもタンス預金に含まれます。(コインロッカーは違うのかな??)
家庭内で夫や妻がコソッとお小遣いを貯めることをヘソクリと言いますが、これもタンス預金です。
日本では脱税目的で家の中に現金を隠す手法がけっこう多いらしいです。
映画マルサの女を思い出しますね。
日本のタンス預金は増加傾向
日経新聞の記事によれば2019年1月現在で紙幣の流通残高100兆円に対して、50兆円がタンス預金されている。
5年後には75兆円まで増えるという予測もあるそうです。
一方で日銀の統計データでは日本の家計資産総額が1800兆円くらいで、その内約半分の950兆円が現金&預金とされます。
めちゃくちゃザックリ計算ですが、日本の家計の現金、預金の5%くらいがタンス預金となっている計算になります。
100万貯金があって5万くらい財布に入ってるとしたら、まあ普通かな。
けど1千万貯金があって、50万円を手元に置くってこと?
なんか多くない?
うーん。。平均値で考えても実態は掴めないんでしょうかね?
上述した銭ゲバやら風俗嬢みたいに全財産のほとんどを現金化して金庫に入れている人が一定数いるんでしょうか。
タンス預金のメリット
- デフレに強い、減らない
- 流動性が高い
- 現ナマを見てるとテンション上がる
- 銀行の倒産リスクを回避できる
タンス預金のメリットはこんな感じです。
個人的にはどれもイマイチなメリットですけど、一番理解できるのは3かな。笑
たしかに目の前に札束があったらテンション上がるよね。
特に初めて大きな金額を手にした時なんかは。
THE 成金みたいで、人には見せたくないですが。。
タンス預金のデメリット
- インフレに弱い、増えない
- かさ張る
- 災害時、盗難時の消失リスク
逆にタンス預金のデメリットはこんな感じ?
まだありそうだけど。。
まぁ個人的な意見ですが、増えないし、かさ張るし、泥棒に取られるようなものは手元に置いておきたくありません。
結論
タンス預金は投資の対極にある存在だと思う
私はこんなブログ書いてるくらいですから、世の中の平均より投資が好きな部類と言えるでしょう。
だからタンス預金したくなる気持ちが全然理解できないわけです。
投資して不労所得を増やしたいと思う人からすれば、タンス預金なんて上に書いたリスクにしか目がいかない。
一方で極端な例ですが、銭ゲバの主人公やらウシジマくんの風俗嬢には投資より大事なものがあるわけです。
そして彼らには現金を肌身離さず持つメリットの方がリスクより大きいと感じているわけです。
こっそりヘソクリしている人だって基本的には同じです。
タンス預金してる人に投資勧めるのは不毛
投資とタンス預金は対極にあるので、お互いにお勧めしたり非難しても分かり合えるはずがない。
不毛。
毛がない。
毛が生えない。
草も生えない。
だってまず価値観が違うから。
お互いが尊重されるべきです。
別に誰にも迷惑はかかってないわけだし。
タンス預金を表に出してもたかが知れてる
冒頭で書いたように、タンス預金の50兆円て額だけ見ると大きいように見えます。
しかし家計資産の現金、預金全体からすれば、たかだか数%です。
例えば、新紙幣が出来るタイミングで、旧紙幣の使用期限を決めてタンス預金を強制的に表に出させるアイデアがあるみたいです。
けど、例えそれが滅茶苦茶うまくいっても全体の数%が表に出るだけ。
経済効果は薄いと思う。
銀行預金を投資に回して経済を活性化させた方が早い
これまた冒頭で書いたように、流通紙幣残高が100兆円で家計資産の現金・預金全体の10%が流通している紙幣と計算できる。
つまり大部分の残り90%は預金されている状態。
経済を活性化するためには、タンス預金なんて放っておいて、預金分から投資に金を回すことに注力した方が良い。
やっぱね、投資に興味が無い人に投資進めても意味ない。
銀行に預金あるんだけど、運用で増やしたいなと思ってる人が上手に投資を始めやすい社会が望ましいですね。
但し、この“上手に”というのが難しいんでしょうね。
お金(現金)持ちを金融機関の手数料ビジネスの毒牙にかけるのは言語道断。
まとめ
今回は”タンス預金てなんなん?投資の対極にあるタンス預金について考える”について書きました。
色々な考えがあっていいと思うので、タンス預金信者の方も、投資信者の方も仲良くやりましょう。
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