2008年の金融恐慌がまた起こった場合の資産変動をシミュレーションしてみる

先日、たぱぞうさんの記事を読んで自分の資産は暴落が来たらどれくらい減るのか気になったので、試算してみます。

2008年の金融恐慌時の保有銘柄の下落幅

米国高配当株の下落幅

ティッカー、株価変動、変動後/前株価(%)

  1. KO、66$→37$、56%
  2. JNJ、73$→46$、63%
  3. XOM、95$→57$、60%
  4. MO、91$→15$、16%
  5. T、43$→21$、49%
  6. IBM、129$→70$、54%
  7. ABBV、61$→41$、67%(分社前のABTの時の株価で代用)
  8. NGG、87$→37$、43%
  9. 小計、、51%

保有している米国高配当株の資産は暴落後は51%まで下がる予想です。

1,200万円の資産が溶けることになります。。泣

それにしてもアルトリア(MO)の下落率はやばいですね。
元値の8割近くが吹っ飛んでます。

米国グロース株の下落幅

ティッカー、株価変動、変動後/前株価(%)

  1. GOOGL、354$→169$、48%
  2. V、90$→42$、47%
  3. 小計、、47%

保有する米国グロース株の資産は暴落後は47%まで下がることになります。

125万円の資産が消失することになります。。泣

高配当株とグロース株を比較するとグロース株の方が下落率が4%ほど大きくマイナスとなる結果です。

イメージと大体同じかな?
けどあんまり変わらないですね。

誰かがデフェンシブ株は不況に強いとか言ってましたけど、瞬間的にはグロース株と同じくらい下落しています。

ETFの下落幅

ティッカー、株価変動、変動後/前株価(%)

  1. VOO、1,535$→683$、45%

わたしはETFはVOOの一択なので、資産は45%まで下がります。

120万円が消失します。。泣

VOOはグロース株とおなじ印象です。

日本株の下落幅

企業名、株価変動、変動後/前株価(%)

  1. ホンダ、4,500¥→1,906¥、42%
  2. 日揮、2,090¥→1,116¥、53%
  3. 小計、、48%

日本株の資産は暴落後は48%まで下がる予想です。

230万が消えてしまいます。泣

はー(溜息)。。そろそろ、なんでこんな泣きそうな計算ばっかりしているのか分からなくなってきました。。

しかし、まだまだ下落計算は続きます。

投資信託の下落幅

銘柄、株価変動、変動後/前株価(%)

  1. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、10,000¥→6,000¥、60%
  2. セゾン資産形成の達人ファンド、10,000¥→4,500¥、45%
  3. 小計、、52%

投資信託の資産は暴落後は52%になります。

30万円が無くなります。

元値が少ないので損失は比較的少ないですね。

総資産の推定下落幅(為替変動無し)

金融恐慌による資産変化

金融恐慌による暴落が発生すると、わたしの全資産は63%まで下落し、1,700万が消えてしまう結果となりました。。

グラフを見るとオレンジの投資部分の資産が半減していることが分かります。

そしてこれは為替変動を考慮せず、1USドル111円ベースで算出しています。

2007年からの金融危機では為替も大きく変動しました。

ぐはー!!

為替変動を考慮した総資産の変化

保有外貨の下落幅

通貨、為替変動、

  1. USドル、1ドル124¥→75¥、

米ドルは2007年から2011年の4年かけてズルズルと下落を続けた結果、1ドル75円まで下がりました。

総資産の推定下落幅(為替変動有り)

金融恐慌による資産変化2

為替変動の影響で総資産は更に目減りして53%まで下落しました。
(1ドル75円ベース)

グラフのオレンジ部分(投資)を見ると、為替変動なし資産から約500万が更に消えたことになります。。ワーン、大泣

最終的には現在の総資産は47%が吹き飛び、残り53%の2,400万円程が残る結果となりました。

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想像していたよりも残ってますね。笑

残った資産の現金比率は42%です。(内訳:日本円は41%、米ドルは1%)

暴落前の現金比率(27%)から14%アップすることになります

円の現金資産の安定感

株式市場が暴落しようが、為替が変動しようが円の預貯金の資産は微動だにしていません。

ナニこの安定感。。サイコー。

やはり“まとまった額”は円の現金で置いておきたいですね。

この“まとまった額”というのはそれだけあったら安心できる額なので人によってバラツキがあるでしょう。

平均出費の6ヶ月分だとか、現金比率は年齢と同じとか色々言われてます。

わたしの場合の安心できる現金とは1千万です。

仮に資産が1億円でも現金が1千万あれば安心できます。

資産が2千万以下の頃は、大体50%くらいは現金比率がないと安心できなかったですね。

暴落後も投資額はゼロにはならない(半分くらいは残る)

金融恐慌という壊滅的な暴落でも、今回の試算では半分くらいは投資資産が残ることがわかりました。

MOのように16%まで落ち込む場合もありますが、現状の分散投資を続けておけば被害は半分くらいで済みそうですね。

それでもメチャデカイ損ですけど。。

まとめ

今回は”2008年の金融恐慌がまた起こった場合の資産変動をシミュレーションしてみる”について書きました。

こういう予想をしておくことで具体的に資産の下落幅が覚悟できるのは良いですね。

マイナスばっかり膨らんでいくので、損害を算出してる途中の精神衛生は良くありませんが。。笑

次回の記事:
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